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もうすぐ2月も終わり、春らんまんの3月がやってきます。寒かった冬から春にかけて、三寒四温を繰り返しながら春に向かうこの時期はいつもウキウキしてきます。   昨年の3月の撮影情報ですが、少し暖かく感じられる春の日に花粉症と戦いながら、京都府立植物園へカメラ仲間4人でお出かけしてきました。 XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS  F5.6 1/800 【 京都府立植物園 】   住所:京都市左京区下鴨半木町 アクセス:JR「京都駅」、近鉄「京都駅」、阪急「烏丸駅」から 京都市営地下鉄「北山駅」下車。または「北大路駅」から徒歩約10分 京阪「出町柳駅」からバス停「植物園前」下車徒歩約5分 開園時間:午前9時から午後5時まで(入園は午後4時まで) 入園料:200円   カメラ:富士フィルム X-T2 レンズ:XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS   まずはこの公園の広さにびっくりです。園内のガイドマップを見ながらゆっくり時間をかけて周るのが良いですね。つばき園やバラ園、桜林、はす池、花菖蒲園、もみじと四季折々の風景や、お花を楽しむことができますので一年中いつ行っても楽しめます。温室もあり、中に入ると見たこともない謎の植物がたくさんあり、刺激的でおもしろいです。   写真撮影での三脚使用は大丈夫のようです。立ち入り禁止エリアに入らないことや植物を傷めないようにマナーを守って利用可ですが、その都度事前に確認した方が安心ですね。 XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS   F5.6  1/100 ミモザがもっこもこに咲いていました。私はお花の写真を撮るのが下手でセンスの欠片もないのですが、この写真はなんとなくお気に入りです。 いかがでしょう?このクリスマスローズを図鑑の写真のように撮ってしまうセンス。とりあえず黄金分割で配置してそれなりの写真に見せようとしています。一緒に行った友人たちはみなさんセンスも良いし、構図も自由で豊かです。友人たちの良い作品を見ると写欲が湧き上がってこんなふうに撮ってみたい!と憧れるのですが、いつも仕上がりは図鑑写真です(笑)   お花の写真といえば秋山庄太郎さんが有名ですね。この方は被写体の美を最大限に引き出すことができるんですね。「美しい花をより美しく撮る」ということです。もう一人私の中では山口進さんもお花の写真家として認識しているのですが、あのジャポニカ学習帳の表紙の写真を撮り続けている写真家です。外国の見たことないお花の写真を「ありのままの姿で撮る」というスタイルに子供の頃、好奇心をくすぐられたものです。   お花の写真はカメラ初心者の人にとっては良い練習になると思います。風がなければ動かないので、ゆっくりと露出と構図を試しながら撮ることができますね。 XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS  F4 1/250 これは「ボケの花」だそうです。ということで望遠側で撮って背景をボケボケにしてみました。ボケ感が良い感じに出ました。 XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS  F4 1/160 公園にいるネコは良いモデルさんです。人懐っこい子が多いので警戒することなく撮らせてくれますね。 XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS  F5.6 1/200 こちらは雪割草(ユキワリソウ)というお花です。春の到来を知らせてくれる山野草だそうです。むらさきで小さくて可愛いです。試行錯誤しますがやはり図鑑写真のような仕上がりです。マクロレンズを使って接写で撮れば良いかもしれませんね。   XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS  F2.8 1/500 ミモザのお花のしたでミモザ色のマフィンをいただきました。友人の手作りでとても美味しくて癒されました。テーブルとイスがありますのでここでお茶するのもおすすめですよ。 XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS  F4 1/250 京都府立植物園のおすすめスポット「きのこ文庫」です。「未来くん広場」というかわいい場所にあります。きのこの扉を開けると本がたくさん入っていてベンチに座ってゆっくりと本を読むことができます。ノスタルジックでメルヘンな風景は撮影スポットとしておもしろいと思います。京都府立植物園に来たらここは立ち寄って欲しい場所です。 XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS  F2.8 1/90 きのこ文庫の扉の中には「キノコの世界」が!!伊沢正名さんのキノコ写真はとても大好きです。写真だけでなく本の内容もおもしろかったです。   京都府立植物園のホームページ上で見頃の植物やお花の情報を見ることができますので暖かい日にお弁当やおやつを持ってのんびりと撮影に行ってみてはいかがでしょうか?公園内は被写体の宝庫です。広角、標準、望遠、マクロと全て持って行きましょう!平日だと人も少ないのでゆっくり撮影することができるのでおすすめです!  

  マウントアダプターってなに?   言葉は聞いたことあるけど、使ったことのない人にとっては謎のアイテムですよね。簡単にいうと、「カメラボディとレンズの間に装着して使うもの」です。   今回はカメラ初心者の方へ写真撮影の可能性を広げるアイテム、マウントアダプターについてご紹介します! K&F Concept KF-42E.P マウントアダプター (レンズ側:M42 ボディ側:ソニーE) マウントとは? まずはマウントという言葉から説明します。カメラボディとレンズを連結するための部分のことを「マウント」と言います。このマウントについてはカメラメーカーごとに仕様が違います。また同じメーカーであってもフォーマットの違いでマウントが異なることがあります。このマウントが同じものでないとカメラにレンズを取り付けることができません。 富士フィルムのXマウントのカメラ 富士フイルムXマウントのレンズ 例えば、キヤノンのミラーレスカメラEOS KISS M(EF-Mマウント)にキヤノンEF-S60mm F2.8 マクロ USM(EF-Sマウント)は装着できません。同じメーカーでもマウントが違うと使用できません。EOS KISS Mのカメラに装着できるレンズはEF-Mマウントのレンズのみになります。でもEOS KISS MにEF-S60mm F2.8 マクロ USMをつけて使ってみたいという願望を実現することができるのがマウントアダプターです。   キヤノン マウントアダプター EF-EOSM(レンズ側:キヤノンEF ボディ側:キヤノンEF-M)   このマウントアダプターをカメラボディとレンズの間に装着することで、マウント違いのレンズでも使用することができます。 各メーカーのマウント名称とマウント名の由来 各メーカーのマウント名称を一覧でまとめてみました。手持ちのカメラのマウントは何か把握しておきましょう。レンズを購入するときに互換性があるかどうか判断ができるようになります。またマウント名の名前の由来も興味深いので調べてみました。 マウントアダプターの使い方 マウントアダプターを使う用途としては   ・マウント違いのレンズが使える。 ・違うメーカーのレンズが使える ・手持ちのレンズ資産を有効活用することができる ・昔の銘玉と呼ばれるオールドレンズが使える。   まずは手持ちのカメラのマウントと使いたいレンズのマウントを把握しておきましょう。マウントアダプターを購入するときは商品名をよく見て対応するものか確認してください。マウントアダプターを販売しているメーカーはたくさんあります。まずは購入したいマウントアダプターを選んだらお店で展示機があれば試していただくことをおすすめします。試すことができなければネットで使用した人の口コミやレビューを参考にすると良いですね。   またマウントアダプターは安価な商品も多数出回っていて、中には粗悪品もあります。購入には当たりハズレがあるということを覚悟の上で購入してください。中にはガタが大きくて実際に使用できないものや、平行ではなく片ボケを起こすもの、ボディに装着できない、レンズが装着できないといった酷いものもあります。   マウントアダプターを装着すると基本的にオートフォーカスは効きません。しかし電子接点付きのマウントアダプターであればオートフォーカスが使えるようになります。値段は2〜3万円と価格は高くなります。 TECHART LM-EA7 電子マウントアダプター (レンズ側:ライカM ボディ側:ソニーE) マウントアダプターのデメリット 便利なマウントアダプターですがデメリットがあることを知っておいてください。マウントアダプターのデメリットはカメラ、レンズとも完全動作はしないということです。カメラメーカー非公認のものがほとんどなので自己責任で購入、使用するということになります。   ・オートフォーカスが効かない ・画質が低下する ・絞り値の制御ができない ・Exif情報が記録されない (※Exif情報 写真の撮影日時、機種、絞り、F値などの撮影情報)   電子接点付きのマウントアダプターならオートフォーカスは効きますが、本来のフォーカスの速さは出ません。注意点を一つあげるとすれば、バックフォーカスの短いレンズにはマウントアダプターは使用できません。広角レンズなどに多くみられるレンズマウント面から後玉が飛び出しているタイプのレンズは、マウントアダプターに装着するとレンズを破損してしまう可能性があるので注意してください。   マウントアダプターはメリット、デメリットを理解した上で購入を検討してみてください。使用することでレンズ選択の幅がぐんと広がり、表現方法も無限に広がります。憧れのライカレンズに挑戦したり、オールドレンズの銘玉を使って個性的な味わいを作品に取り入れてみたりと可能性は広がりますよ!

大切なカメラ、撮り終わったあとそのまま放置していませんか?カメラは定期的にメンテナンス、清掃をしていただく必要があります。カメラやレンズはメンテナンス、清掃を怠るとレンズにカビが発生してしまったり、カメラ内のセンサーにゴミがついて写真に写り込んでしまったりとトラブルが起きてしまいます。そうならないためにも日々のお手入れが必要です。   今回は大切なカメラやレンズのメンテナンス、清掃方法を詳しく解説していきます。 カメラのメンテナンス、清掃に必要なもの まずはカメラ屋さんに行って必要なものを買い揃えましょう。 ・ブロアー ・ブラシ ・クリーニングリキッド ・レンズクリーニングペーパー ・クロス ・綿棒 メンテナンスキットなら必要なもの全てが揃って1,000円ぐらいで購入できると思います。 カメラのメンテナンス、清掃方法 まずはカメラボディ全体をブロアーを使いホコリを吹き飛ばします。その後ダイアルやボタン周りの細かい部分はブラシでホコリを払います。 カードスロットやバッテリー室の裏蓋もブラシを使ってきれいにします。ここで大まかなホコリは取り除いてください。   次にファインダー周りは女性の場合、化粧品などが付いていたりとても汚れている部分です。アイピースを取り外し、ファインダーをクリーニングリキッドを染み込ませたクリーニングペーパーで拭いてください。液晶画面はペーパーで乾拭きしましょう。汚れがひどい場合は少量のクリーニングリキッドを染み込ませて拭いても大丈夫です。 ソニーのミラーレスαやコンパクトデジカメRXの初期モデルは液晶画面のコーティングが剥がれやすいのでクリーナーを使うのは避けましょう。 カメラボディ内のセンサーの部分は絶対に拭いてはいけません。ブロアーでホコリを吹き飛ばす程度にしておきましょう。ブロアーの先がマウント部分より中に入らないように注意してください。 センサーを傷つけてしまうと修理代がとても高いので、写真に写りこむようなホコリが付いてしまう場合はカメラ専門店にセンサークリーニングを依頼してください。 カメラのセンサーにゴミがつくとこのように写り込みます 最後にクロスでカメラボディ全体を拭きあげてください。細かい部分は綿棒を使ってきれいにしましょう。   レンズのメンテナンス、清掃方法 ボディの清掃の時と同様に、まずはブロアーでレンズ全体のホコリを吹き飛ばします。レンズのガラス表面はここでしっかりとホコリを吹き飛ばしておいてください。ガラス表面にホコリがついたままクリーニングペーパーで拭くとレンズ表面にキズがついてしまう可能性がありますので注意が必要です。ブラシで全体のホコリを取りますが、ブラシでレンズ表面は触れないように注意しましょう。レンズの表面はクリーニングリキッドをクリーニングペーパーに少量つけてレンズ中央から外側へ向けて回して拭きあげます。 拭きムラが残る場合はクリーニングペーパーを新しいものに替えて何度か拭いてください。この拭きムラは取るのがむずかしいのですがハクバのレンズペンを使えば簡単にきれいになります。 マウント部分や電子接点は綿棒で乾拭きしてください。レンズフードやレンズのフロント、リアキャップもホコリが付いているのでブロアーでホコリを飛ばしクロスできれいに拭きましょう。最後にクロスで外装を拭いて仕上げます。 カメラ、レンズの保管方法 きれいにメンテナンス、清掃が完了したら防湿庫、またはドライボックスへ収納して保管してください。防湿庫なら湿度管理がしっかりできるので安心です。購入する場合は機材が増えても対応できるようにワンサイズ大きめの容量のものを買いましょう。   機材が少ない人はドライボックスがおすすめです。防湿庫と比べて安価で購入できます。中にカメラ用の乾燥剤と湿度計を入れておけば定期的にチェックして乾燥剤を取り替えるだけで大丈夫です。   カメラバックに入れて押入れや物置に保管するのはとても危険です。湿気はカメラやレンズにとっては最大の敵です。ホコリが付いたまま湿度の高い場所や風通しの悪いところに長期保管するとカビが発生したり、レンズが曇ったりして写真に影響が出てきます。修理となれば数万円の費用も必要となってきますので、必ず防湿庫かドライボックスに入れて保管しましょう。 メンテナンス、清掃をサボると恐いことに 私の体験談をお話します。 自分で稼いだお金で生まれて初めて手に入れた一眼レフカメラ、ペンタックスのMZ-5というフィルム一眼レフカメラでした。レンズはSMC PENTAX FA 28-70mm F4 ALというキットレンズです。カメラ初心者でしたので撮り終わったら掃除をすることなんて知らず、そのままカメラバックに入れて部屋で保管していました。 ある日レンズの中に大きなゴミのようなものが見え、近所のカメラ屋さんに持って行って見てもらうとカビが生えていると言われました。写真の撮影には影響はないだろうということだったので、そのまま気にせず使い数年後久しぶりに取り出してみると カビが悪化していました!! カビなんだかクモリなんだかよくわからないレベルにまで達してます。ここまでひどいと写りにも影響してくるレベルですね。カビとクモリのせいで解像度が低下し、ぼんやりした写りになります。またまたカメラ屋さんに持って行くと修理するより買ったほうが安いと言われました。初めて購入したカメラなだけに大事にしていたつもりでしたがこのような残念な結果に。   この経験があり、その後は定期的にカメラとレンズを清掃し、ドライボックスで保管するようになりました。その後はこのようなトラブルに合うことなくカメラとレンズは長く使えています。   大切なカメラとレンズを安心して長く使っていただくためにも定期的なメンテナンスと清掃は必ずしてくださいね。 自分でメンテナンスをするのは自信がないという場合や汚れがひどい場合はカメラ専門店やメーカーにメンテナンスの依頼をしましょう。

広角レンズは広い範囲を写すことができるレンズです。一般的には35ミリ以下の焦点距離の短いレンズのことを広角レンズと呼びます。画角が広いので広範囲を写すことができ、旅行先で出会ったダイナミックな自然の風景を広大に写したり、建築物の全体像を撮りたい場合など広い景色を写したいときに活躍してくれるレンズです。 広角レンズは風景を大きく切り取るためのもの、というイメージが強いかと思いますが、他にもいろんな表現ができるレンズです。広角レンズの使い方と特徴を知って表現の幅を広げましょう。 広角レンズにも単焦点レンズとズームレンズがあります。   【 代表的な広角レンズ 】 ・AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G ED(ニコンフルサイズ用) ・EF16-35mm F2.8L III USM(キヤノンフルサイズ用) ・24mm F3.5 DG DN(シグマフルサイズ用) ・XF14mm F2.8 R(フジフィルムAPS-C用) ・E 10-18mm F4 OSS SEL1018(ソニーAPS-C用) ・AF 10-24mm F/3.5-4.5 Di II VC HLD Model B023(タムロンAPS-C用) ・M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6(オリンパスマイクロフォーサーズ用) 広角レンズの使い方1:広い範囲を撮る 旅先で出会った広大な風景、山や海など目に見えているものをなるべく多く入れたいときに広角レンズの出番です。広さをダイナミックに表現できます。また狭い部屋の中で室内全体を写したい時や、後ろに下がれない状況などでも広角レンズは役立ちます。 このように広くダイナミックな風景を切り取ることができます。広角レンズの代表的な使い方です。広い範囲を写すことができるので、不要なものが写りこむこともあります。そのため、初心者の方には構図を取るのが難しいと思われる方も多いと思います。 標準50mmで撮影 広角16mmで撮影 上の写真のように銅像を同じ大きさぐらいになるように撮り、標準50mmで撮ったものと広角16mmで撮ったものでは写りこむ範囲に違いがあります。広角レンズは周りの環境の情報がたくさん入り込みます。不要なものがあっても写り込んでしまいます。そのため広角レンズは構図が難しいと言われています。   しかし広角レンズの良い所は被写体にぐっと近寄れることです。撮りたいものに出来るだけ近づいてしまえば不要なものは画面から消えてくれます。広角レンズで構図に迷ったらこの方法も実践してみてください。 広角16mmで撮影。被写体に15cmまで近づいて撮影。 広角レンズには最短撮影距離というものがあり、そのレンズによって最短撮影距離には違いがあります。手持ちのレンズが何センチまで被写体に寄ることができるか知っておくと、できる限り被写体に近づいて大きく写すことができます。 広角レンズは最短撮影距離が15センチ〜など短いものが多いので被写体にぐんと近づき、背景も入れて撮ることで遠近感が出て印象的な写真に仕上がります。   また、構図を決めるときに必ず必要なことが画面の水平を取ることです。広角レンズは特に画面の傾きが目立ちやすいので注意しましょう。良い景色に出会って、良い露出で撮れたとしても、画面が不安定に傾いているだけでイマイチな写真になってしまいます。地平線や海の水平線などは特に傾かないように配置しましょう。ファインダーや液晶画面に水平ラインやグリッドを表示させて撮ると良いですね。   このように広角レンズは構図の作り方がシビアになりますので、意識して作る必要があります。 広角レンズの使い方2:ピントの合う範囲が広い ピントが合ったように見える範囲のことを被写界深度と言います。広角レンズはこの被写界深度が深いので手前から奥までピントの合ったパンフォーカスの写真が撮れます。パンフォーカスは主に風景写真やスナップ撮影で使われている手法です。 広角18mmで撮影 逆に言うと広角レンズはボケにくいという特徴があります。 人間の目は一点を見つめるとその前後はピントがボケて見えます。広角レンズは人間の目では実現できないパンフォーカスの世界を表現することができます。日本人はボケ表現の方を好む傾向にあるようですが、写真家の土門拳に代表されるリアリズム写真のように、主とした被写体とその周りの環境も含めて全てをくっきり写し込むという表現も広角レンズなら可能です。 広角レンズの使い方3:遠近感を強調する 広角レンズは手前のものは大きく写り、距離が離れるほど小さく写るという特徴があります。そのため手前の被写体と背景との距離感が強調されるので奥行きが感じられ、遠近感(パースペクティブ)のある写真に仕上がります。   また広角レンズは画面周辺部に「歪み」が強く出ます。特に人物撮影などでは注意が必要です。レンズの端に写るものほど大きく歪みが出てしまいますので、人物の頭や顔が歪んだり大きく写ってしまい不自然な写真になります。この歪みのクセを効果的に使う方法もあります。うまく使えば、腕や足を長く写す効果を出すこともできます。   逆に歪みを抑えた広角レンズもあります。歪曲収差を抑えたものやゼロディストーションと呼ばれるレンズです。歪みが抑えられているので主に建物や建築物を撮る場合には有効なレンズです。広角だけではなく標準、望遠、マクロといろんな種類のレンズがありますが、それぞれに使い方と特徴があります。レンズの特徴を活かした撮影ができるようになれば写真の腕はぐんと上がりワンランク上の写真が撮れるようになりますよ。   広角レンズは景色を広く撮るためのものというだけではなく、パンフォーカスや遠近感、歪みといった表現ができることを意識して使ってみてください。

本日のスペシャルゲストは「リコーオートハーフSE」です!!   かっこいいビジュアルです!こんなオシャレなカメラ見たことありません。このカメラとの出会いは5年前ぐらいでしょうか。職場の人からもらったもので、一目惚れしたカメラです! リコーオートハーフのシリーズは過去にたくさんのモデルが発売されていて、どのモデルもステキなビジュアルをしています。   今回はリコーオートハーフSEの使い方を詳しく解説します。   リコーオートハーフSEの仕様 発売年月:1967年9月形式:35mmフィルム ハーフサイズカメラレンズ:リコー25mm F2.8 3群4枚構成フォーカス:2.5m 固定焦点シャッター: 1/125(AE時) 1/30(フラッシュ時)露出計:セレンメーター、針押さえ式AE大きさ:巾 89mm 高さ67mm 奥行き 34.5mm質量:350グラム電源:不要、巻き上げはゼンマイ式価格(発売時):14,800円 ケース・ストラップつき 黒仕上げは 15,500円 リコーオートハーフSEの特徴はゼンマイ仕掛けでハーフサイズカメラであるということ。ハーフサイズカメラは35ミリフィルム一コマに2枚の写真が撮れます。つまり36枚撮りフィルムなら倍の72枚撮影できるということです。ゼンマイ仕掛けなので巻き上げは自動です。 リコーオートハーフSEはこんな人におすすめ! ・ハーフサイズカメラに興味がある・フィルムでたくさんの写真を撮りたい・露出合わせもピント合わせもなし、シャッターを押すだけで簡単に撮れるフィルムカメラが欲しい・小さいボディでコンパクトなカメラが欲しい・オシャレなデザインのフィルムカメラが欲しい リコーオートハーフの中古品はモルト劣化に注意 もらった時にはフィルムを入れる所から黒い粉がボロボロと出てくる状態でした。モルトが剥がれてしまい修復してからじゃないと使えないほどでしたので、掃除をしてモルトの張替えをしました。   モルトとはフィルムを装填する場所に貼られている黒いスポンジのようなもので、正式名称はモルトプレーンと言います。モルトには遮光や緩衝材の役割があります。   中古カメラの商品の状態で「モルト不良」とか「モルト劣化」と書かれているのを見たことがあると思います。モルト不良だとフィルムが感光してしまい、写りに影響してしまうので購入時には注意が必要です。   とくにリコーオートハーフのシリーズはモルト不良の個体が多いようですので、必ずチェックしましょう。モルト交換済みのものを買う方が良いですね。 モルト不良。剥がれ落ちてボロボロの状態 シャッターが切れない時は フィルムが入っている場合はフィルム巻き上げノブをWINDと書かれている矢印の方向にぐるぐると回しましょう。止まるまで回すと30回ぐらいはシャッターが切れるようです。またシャッターが切れなくなったら同じことを繰り返せば動いてくれます。   基本的にリコーオートハーフSEはフィルムを装填しないとシャッターが切れないようになっています。ただし、裏蓋を開けた状態でスプロケットを左側のフィルム巻き上げ側に止まるまで回すとシャッターが切れるようになります。中古カメラ屋さんで見つけた時はこの方法で動作確認をしてください。 フィルムの入れ方 フィルム巻き戻しクランクを下の写真のように矢印方向に上げます。フィルムを入れたら巻き戻しクランクを押し入れます。 フィルムの先端を引き出してスプールのフィルムくわえ口に差し込みます。フィルムのパーフォレーションとスプロケットがかみ合うようにしてください。スプリング巻き上げノブを回してフィルムを少し巻き上げます。 フィルムに弛みがないようにしたら裏蓋を閉めます。スプリングが止まるまで巻き上げたら撮影開始です。フィルムカウンターが壊れていなければカウント1から始まると思います。   リコーオートハーフSEの使い方 フィルムを入れたら次に露出ダイアルを回します。まずは使用フィルムの感度の設定です。ダイヤルを回して設定しますがダイアルが少し回しにくい仕様になっています。ISO400のフィルムなら400の数字に合わせましょう。   次に絞りの設定ですがダイアルをA(オート)に合わせます。絞りがA(オート)ならシャッタースピードは1/125に固定されます。A以外に合わせた場合はシャッタースピードは1/30に固定されます。   あとはシャッターを切って行くだけです。ゼンマイ仕掛けなので自動で巻き上げしてくれます。ピント位置は2.5mに固定されているので近づきすぎるとピントが合いません。でも近づきすぎてボケボケ写真もなんだかイイ感じになります。   ファインダーを覗くと中央に丸が見えます。黄色なら撮影可能状態です。丸が赤色なら露出不足のサインです。シャッターは切れますが暗い写真に仕上がってしまいます。 フィルムの出し方 フィルムカウンターで確認し、撮影が終わればフィルムを巻き戻ししてからフィルムをカメラ本体から取り出します。   ① スプリング巻き上げノブを「⬅︎WIND」と書かれている方向とは反対側に回します。   ② ノブの赤い印を「REWIND POSITION」と書かれている赤い矢印と合わせます。   ③ 合わせたら巻き戻しボタンを押し、シャッターを切ります。そうするとジーっという音がしてスプリングが開放されます。   ④ フィルム巻き戻しクランクを起こして矢印の方向にゆっくり回してください。巻き戻しクランクが軽くなれば巻き戻し完了ですのでフィルムを取り出せます。 本来リコーオートハーフSEにはホットシューはつきませんがこれには付いています。後期モデルなのかもしれません。しかも私のカメラはフィルムカウンターが壊れているようでカウントは50辺りを指したまま動いていません。困ったことに何枚撮れているのかわからないので自分でカウントしながら使っています。   さらにフィルムの巻き戻しもできません。巻き戻しクランクが空回りしているようなので撮り終わったらダークバック内でフィルムを取り出し、手動で巻き戻しをしています。   私が持っているような不完全な個体に出会ってしまったら世話の焼けるヤツですが、味わいのある写真を撮ってくれるので良しとしています。   ゼンマイ仕掛けのハーフカメラ、リコーオートハーフSEいかがでしょうか?  

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