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先日、久々にフィルムカメラを使ってからフィルム熱が新たに再燃している今日この頃。今日はフィルムカメラをこれから始める人たちに向けてフィルムの種類と選び方を解説します。最近は若い人たちの間でフィルムカメラが流行っているということで、フィルムを知らない世代にもわかるようにフィルムの仕組みもお話します。 フィルムカメラのメリットとは? たくさん撮影できるデジカメとは違い、フィルムには24枚撮りや36枚撮りといった撮影枚数に制限があります。そのため、容易にシャッターを切ることはしないので、一枚一枚の撮影に時間がかかります。デジカメと違ってフィルムカメラは構図、露出、ピント合わせと一枚の写真を撮るまでのアプローチがたくさんあります。一枚の撮影に時間がかかることで、その時の空気感や感じたことなど、五感の感覚までも写真に記録されることがあります。思い出の情報量の多さがデジカメで撮った写真とは全く異なります。 フィルムの仕組み フィルムは透明なベース素材に写真用乳剤を塗布したもので、写真用乳剤が光を受けることで光化学反応を起こします。この写真用乳剤の違いによってフィルムの色味や個性が変わってきます。撮影が終わるとフィルムを写真屋さんに持っていき、現像処理をしてもらうことで化学反応を起こした部分の画像がフィルムに現れます。現像されたフィルムからは写真ペーパーに焼きつけてプリントしたり、データ化してCD-Rに書き込みしたり、スマホへデータ転送をすることができるようになります。 フィルムの種類 フィルムの形状で分類すると大きく3つに分かれます。   ◉ 35ミリフィルム   一般的に多く使われているフィルムが35ミリフィルムです。フィルムの両はしにはパーフォレーションと呼ばれている穴が空いていて、カメラ内部の歯車と噛み合わせることでフィルムを一枚づつ巻き上げることができます。このパーフォレーションも含めてフィルムの幅が35ミリなので35ミリフィルムと呼ばれています。日本工業規格では135ミリフィルムと分類されています。「ライカ版」や「フルサイズ」と呼ばれることもあります。24枚撮りや36枚撮りが一般的です。 ◉ ブローニーフィルム   中判カメラに使用される約60ミリ幅の35ミリよりも大きなサイズのフィルムです。120フィルムとも呼ばれます。二眼レフやバケペンと呼ばれているペンタックス67、トイカメラのホルガなどで使用されます。いろんなフォーマットがあり、6×4.5、6×6、6×7などの画面サイズがあります。撮影枚数は6×4.5cmが16枚、6×6cmが12枚、6×7cmが10枚です。 ◉ シートフィルム   大判カメラに使用されるフィルムです。蛇腹のついた大きなカメラで、リンホフやジナーというカメラメーカーが有名です。シートフィルムは4×5インチ(シノゴ)、5×7インチ(ゴーナナ)、8×10インチ(エイトバイテン)などがあります。 フィルムの選び方 フィルムには白黒フィルムとカラーフィルムがありますが、カラーフィルムはネガフィルムとポジフィルムの2つに分かれます。ネガフィルムは現像すると画像の明暗と色味が反転しています。つまりネガ画像(ネガティブ、陰画)で仕上がるカラーフィルムのことです。写真ペーパーにプリントする時や、データ化するときに明暗と色味が視覚と同じように仕上がります。ポジフィルムはリバーサルフィルムと呼ばれることもあり、現像するとネガフィルムとは逆に明暗、色味が反転していないのでポジ画像(ポジティブ、陽画)で仕上がるカラーフィルムのことです。現像後のフィルムは視覚と同じように仕上がります。 上が現像後のネガフィルムで下が現像後のポジフィルム 次に一般的によく使われていて、現在でも入手可能なフィルム一覧です。(2021年6月現在)   【35ミリカラーフィルム】 現像は写真店でスピード仕上げが可能。スマホ転送のサービスもあり、フィルムの値段も安めなので一般的な用途には最適です。   ・FUJIFILM SUPERIA PREMIUM 400 ・Kodak ColorPlus 200 ・Kodak UltraMAX 400   【35ミリポジフィルム】 現像は日にちがかかり現像代も少しお高め。色の発色は強くコントラストも強め。露出寛容度が狭いので適正な露出で撮影する必要があります。露出の勉強をしたい人や、現像後のフィルムをそのまま鑑賞したい場合におすすめです。   ・FUJIFILMフジクローム 135 Velvia 50  ・FUJIFILM 135 PROVIA100F  ・Kodak エクタクロームE100   【35ミリ白黒フィルム】 カラーフィルムのように色が付いていないので光の濃淡、白から黒の階調だけで表現するフィルムです。カラー写真にはない世界を撮影することができます。   ・FUJIFILM 135 ACROS100 II ・ILFORD XP2スーパー400 ・Kodak T-MAX100(TMX) フィルムは失敗だらけ!注意点は? 最後にフィルム写真でのよくある失敗例をあげておきます。   【光カブリ】 撮り終わったあとフィルムの巻き戻しをするのを忘れてカメラの裏蓋を開けてしまうことがあります。そうなるとフィルムに不要な光が当たってしまい、光カブリといって写真が真っ赤になったりします。せっかく撮った写真をダメにしないためにもカメラの裏蓋を開ける時は慎重にしましょう。   【巻き上げ不良】 フィルムを入れたあと巻き上げレバーが軽く感じる時はフィルムがうまく巻けていない可能性があります。   【ピント不良】 レンズにはそれぞれ最短撮影距離というものがあります。手持ちのレンズが何センチまで被写体に寄れるのか確認しておきましょう。つい被写体に近づきすぎてしまうこともあり、現像後に見たらピントがぼけぼけだったということもあります。   現像するまでどんな風に写っているかわからないのがフィルムカメラの醍醐味でもあります。ピンボケ写真だって「味」になる時もあります。失敗も楽しみながらフィルム写真にチャレンジしてみてください。

季節前倒しの近年、やはり異常気象でしょうか?例年よりも早すぎる梅雨入りですね。雨の日は撮影できないから、お家でカメラのメンテナンスや現像をしたりする人もいると思います。しかし雨やくもりだからこそ撮れるものもあります。ジメジメして雨や曇りの天気が続くと気分も落ち込んできます。今日は天気が悪いから写真を撮りに行こう!となるような雨ならではの写真撮影の方法と雨天撮影時の注意点をお話します。 くもり空に向いている撮影 くもりの日は太陽光の反射が少ないので光が均一に当たります。光が弱いので強い影もできません。全体的に低コントラストでフラットな印象に仕上がります。特に自然を撮る場合は画面全体が落ち着き、しっとりとした色味とトーンになります。落ち着いた質感からは湿度まで感じるとることができます。 お花の撮影では赤や黄色といった色飽和しやすい色味をきれいにだすことができます。色飽和と言うのは、彩度が高くなりすぎて色の階調やディテールが損なわれ、ペンキを塗ったようにべたっとした感じになることを言います。真っ赤なバラなど、晴れて強い光が当たるとべったりと赤く立体感のない仕上がりになります。赤や黄色の花はくもりのタイミングで撮るのが良いです。ポートレート撮影では被写体の顔に影がつかないので肌のトーンも美しく表現され、優しい印象の写真に仕上がります。   雨の日に向いている撮影 雨上がりの水たまりをよく見てみてください。鏡のように何かが写り込んでいませんか?ぐるっと一周して角度を変えて見てみると水たまりの中の景色は変わります。自分の影を写しこんでみたりしてリフレクション撮影を楽しみましょう。雨がやまないなら水たまりや池の雨水の波紋もとても絵になります。降り注ぐ雨の軌跡を撮るのもおもしろいです。低速シャッターで背景は暗い目の色味を選ぶと雨な軌跡を撮ることができます。 公園に行けば植物があります。雨水で水滴のついたお花や葉っぱはとてもいきいきして見えますね。艶っぽい植物やお花はとてもフォトジェニックです。湿度感を出したい場合はレンズに息を吹きかけて曇らせてからシャッターを切ってください。良い感じのソフトフィルター感があってもやっとした雰囲気に仕上がります。雨の風景写真ならカラフルな傘の色を入れるのもアクセントになります。傘を使った写真といえばソール・ライターが有名ですね。参考にしてみてください。 雨の日の撮影で注意すること オリンパスやペンタックスのように防じん防滴機能のついたカメラやレンズなら小雨程度の雨なら大丈夫ですが、防水機能ではないのでやはり水濡れには気をつけるべきです。特にレンズ交換やSDカード、バッテリーの交換時にも手が濡れていないか、水滴がついていないかなど注意して交換をしてください。撮影時の注意点として、雨から機材を守ることが第一ですが、くもっているため光量不足になります。光量が少ないということはシャッタースピードが遅くなります。手持ち撮影の場合は手ぶれに注意をしてください。ISO感度を高く設定するかISOオートで撮影をしましょう。 雨の日の撮影で使える便利グッズ カメラ用のレインカバーがあるのをご存知でしょうか?傘をさしながら撮影するから大丈夫と思っていても、撮影に夢中になるとカメラやレンズが雨に濡れていることに気づかない場合もあります。大事なカメラを壊さないためにも雨対策は必要です。   レインカバーを手に入れなくても簡単に代用できるグッズもあります。超定番の便利アイテム「シャワーキャップ」です。あくまでも代用品ですのでやはり雨水の侵入には気をつけて使用してください。100円ショップでも手に入るし、ホテルのアメニティで置いてあるのを持ち帰って、カメラバックに入れておくといざと言うときに助かります。私は傘をさしてカメラにタオルをかけて持ち歩きます。カメラやレンズに水滴がついてもすぐに拭けるし、自分の手が濡れた場合も拭けるのが良いです。またカメラバッグ用のレインカバーも販売されていますので1つ持っていると突然の雨の時に役立ちます。雨の日の撮影にはレンズフードもお忘れなく。曇っているからフードはいらないかなと思っていても、レンズ表面につく水滴防止になりますので必ず持って行きましょう。 撮影後の機材のメンテナンスは必須! 撮影後はしっかりとカメラやレンズのお手入れを忘れないでください。しっかりと水分を拭き取り、ブロアーでホコリも落としてください。あとは乾燥剤を入れたドライボックスで保管しましょう。決して撮影後カメラやレンズをそのまま放置しないでください。カビやクモリの原因になってしまい、修理代が高くついてしまいます。私個人としては大好きなキノコの発生が爆発する時期でもありますので、山や公園に佇むキノコ撮影に行ったりと雨の時期は楽しみでもあります。皆さんも雨でカメラが濡れないように注意しながら、ぜひ雨の日の写真を楽しんでいただけたらと思います。  

もうすぐ6月ですね。梅雨時期の代表的なお花といえば「あじさい」です。公園や道端でもきれいに咲いているのを見ることができる身近な存在のお花ですね。あじさいのことを調べていて花言葉が「うつり気」「浮気」というのを初めて知りました。花の色が時期によって変化することから付けられたそうです。 ネットで気になるニュースを見てしまいましたので、今回取り上げるお話は「矢田寺のあじさい園」です。実はコロナ禍でここ2年ほど、人の蜜を避けるためにあじさい園は閉園しています。ネットのニュースで矢田寺のご住職が今年もあじさい園の中止を伝えられていて、しかもあじさいの花を全て剪定しましたとお話されていました。最初はびっくりしたのですが、ご住職も苦渋の決断だそうで植木屋さんと相談した結果、あじさいの花を全て剪定することを決めたそうです。花が咲く前に剪定することで、花を咲かせる養分が枝や葉にいきわたり、より良く育ってくれるそうです。来年こそは開催され、よりきれいにあじさいが育つようにとの思いが込められているんですね。今回はコロナ禍前に行った矢田寺あじさい園の撮影地情報です。   【矢田寺】   場所:奈良県大和郡山市矢田町3549   アクセス:最寄りの高速道路下り口は、西名阪自動車道の「法隆寺インター」「大和まほろばスマートインター」、第二阪奈道路の「中町ランプ」です。電車で行く場合は、 近鉄郡山駅、JR大和小泉駅が最寄り駅です。近鉄郡山駅より、奈良交通バス「矢田寺」下車。   境内には60種1万株のあじさいが植栽されています。あじさい寺と呼ばれるほどあじさいで埋め尽くされたカラフルな境内は散策しているだけでも癒されます。中で購入できるあじさいのコンペイトウもきれいなのでお土産におすすめですよ。 矢田寺はお地蔵さま発祥の地。「矢田型地蔵」と呼ばれる独特のお姿です。あじさいと一緒にお地蔵さまもチェックしてみてください。 カメラマンなら誰もが目に付く「絞り」の文字。きっとあじさいの何かを表した看板なんでしょうがわかりませんでした。これを見て「F値」としか思えないかなしいカメラマンの性。 矢田寺のホームページにも紹介されていますが、たくさんの華やかなあじさいの花に囲まれて、ひっそりと美しく佇む花の存在を紹介しています。沙羅(しゃら)という花です。平家物語の冒頭に出てくる沙羅双樹のことです。 矢田寺の大門坊正面右側に双樹の名の通り二本の沙羅が植えてあります。このお花は朝に花を咲かせ、夜には咲き落ちてしまうことから、はかないもののたとえとされているようです。矢田寺に行ったらあじさいだけでなく、陰でひっそりと咲く沙羅のはかなさも写真におさめましょう。 あじさいの撮り方 ◉お花をよく観察して、一番きれいに見える角度を探してみてください。背景になにを入れるかも重要です。あじさいの色を引き立たせるようにしましょう。プラス補正で明るい色にしたり、マイナス補正で濃い色を出したり表現を変えましょう。   ◉あじさいは正面から撮るよりも斜めから撮ると画面全体に奥行き感を出すことができます。また小さなお花(がく)の集合体なのでマクロでおもいっきり寄ってみたり、望遠レンズで前ボケを入れてみたり、F値開放で撮るのが良いですね。   ◉天候は晴れよりも曇りがおすすめです。晴れて日差しが強いと花や葉っぱの影が強く出てしまったり、白飛びしたりコントラストの強い写真に仕上がります。晴れている日に撮影するなら雲がかかるタイミングを待つか、日陰になっているところを狙いましょう。 上の写真は日陰であじさいの一部分だけこもれびが当たっているものを見つけたので、少し露出を暗くマイナス補正して撮ったものです。 晴れているなら青空をバックに入れるのもいいですね。あじさいよりも下から撮影するのでバリアングル液晶が付いていると撮影しやすいです。 関西のあじさい名所 関西のあじさい名所は他にもいろいろとあります。訪れるときはホームページなどをチェックしてから開園しているか確認してから行った方がいいですね。   ◉三室戸寺【京都府宇治市】 ◉丹州華觀音寺【京都府福知山市】 ◉久安寺【大阪府池田市】 ◉山田池公園【大阪府枚方市】 ◉ 大阪府民の森ぬかた園地【大阪府東大阪市】 ◉神戸市立森林植物園【兵庫県神戸市】 ◉大野アルプスランド【兵庫県猪名川町】   池田市にある久安寺は近年のインスタ映えを意識した演出がされています。最近流行りの手水舎に花を浮かべる「花手水」があじさいで飾られています。また境内の池にはたくさんのカラフルなあじさいを水に浮かべる「あじさいうかべ」というものがあります。これは見頃をすぎて切ってしまうあじさいを、池の水に浮かべることであじさいに新たな命を吹き込むという演出です。ここのお寺はインスタ用の手持ちパネルも用意されているようで、4メートルある涅槃像とツーショットで撮ることをおすすめしてるとか。おもしろいお寺ですね。   コロナが1日も早く終息し、もとの生活に戻れるようになればいいですね。写真を撮る機会も減ってきていると思います。矢田寺のあじさい園も再開されれば、ぜひカメラを持ってお出かけしてみてください。

今日は富士フイルムの初代「ティアラ」の後継機として1997年に発売された「カルディアミニ・ティアラII」というフィルムカメラの使用レビューです! 初代ティアラといえば、鳥取砂丘で前衛的な演出写真として有名な植田正治さんが愛用していたカメラです。いつでも気軽に持ち歩き、すぐに取り出してシャッターを切ることができるので「印籠カメラ」と呼ばれていたそうです。鳥取の植田正治美術館には愛用されていた初代ティアラが展示されています。   今回ご紹介するティアラIIは、28mm単焦点レンズですので風景から人物、スナップ撮影まで幅広く撮影できるカメラです。コンパクトボディでポケットに入るサイズ感はとても持ち運びしやすいカメラですね。高級カメラではないのにアルミ外装とシンプルなデザインが高級感を感じさせます。ティアラという名前だけあって女子ウケを狙ったのでしょうか。丸みのあるフォルムで上品なカメラという印象です。オートフォーカスで自動巻き上げ、フィルムの装填もとても簡単にできますので、初心者の人でも扱いやすいカメラとなっています。   【ティアラIIの仕様】   レンズ:スーパーEBCフジノンレンズ28mm  4群4枚 開放絞り値:F3.5 シャッタースピード:1/2〜1/800秒 ISO感度:50〜1600(DXコード対応) 最短撮影距離:0.35m〜∞ セルフタイマー:あり 電源:CR2×1個 サイズ:99.8mm×60mm×31.5mm 重量:155グラム   初代ティアラの発売後、1996年に「カルディアミニ・ティアラズーム」という28mm〜56mmのズームレンズを搭載したモデルも発売されています。 ティアラ同様コンパクト設計でアルミ外装の小型軽量機です。   フジフィルムといえば「KLASSE」や「NATURA CLASSICA」がとても人気ですが、中古相場は高く7万円ぐらいします。こちらのティアラIIなら2円前後と購入しやすい金額ですね。中古品で購入時の注意点としては、アルミ外装なのでボディにヘコミがないか良くみてください。また、ボディのレンズカバーをスライドさせて電源を入れる仕様ですので、ちゃんとレンズが出てくるか動作確認をしましょう。 レンズはSUPER EBC FUJINON 28mmレンズです。EBCは(Electron Beam Coating)の略で、1971年以降から採用されている技術で、電子ビームコーティングする多層膜蒸着技術の開発により11層のコーティングがされているそうです。なんだか難しくて良くわかりませんが、とにかく色再現性の高いもののようで「EBCレンズは写りが良い」ということです。現在の富士フイルムのレンズにもSUPER EBCという表記があります。 初代TIARAとTIARA Ⅱのちがい 初代のTIARA は1994年12月に発売され、2年3ヶ月後にTIARA Ⅱが発売されています。大きな仕様の違いはありませんが、地味に改良されている点があります。   ◉ストラップ取り付け位置の違い。初代はボディ底部の三脚穴にねじ込むタイプ。II型はストラップ取り付け金具がボディ側面についていますので、ネックストラップも取り付けしやすくなっています。   ◉電池蓋の改良。初代は電池蓋が固定されていないので紛失しやすいという点がありましたが、II型の電池蓋は一部固定されているので紛失することはありません。 ◉液晶パネルの品質の違い。初代ティアラは液晶パネルの不具合が多い個体が多いそうです。II型は改良されているようですね。中古で初代ティアラを購入するときは注意してください。 ◉生産国の違い。初代はメイド・イン・ジャパンですがII型はインドネシア製です。 FUJIFILM TIARA Ⅱ フィルムの入れ方 フィルム装填の仕方はとてもかんたんです。裏蓋をあけたらフィルムの先端を写真のように長めに出して上から差し込み、蓋をしめるだけです。その後自動で巻き上げが始まります。このカメラはドロップインローディング(DIL)方式と言って、一度カメラ内にフィルムを全て巻き上げて、一枚撮影ごとにフィルムパトローネ(フィルムケース)内に戻っていくというフジ開発の方式です。この方式のメリットは間違えて撮影中にカメラの裏蓋を開けてしまっても、撮影済みフィルムはパトローネ内にあるのでフィルムが感光されてしまうという事故が防げるようになっています。撮影者の立場になってカメラを開発する富士フィルムらしい機構ですね。 FUJIFILM TIARA Ⅱの写り 周辺光量落ちがとても良い味をだしていると思います。 フラッシュ撮影も可能。 最短撮影0.35メートルまで近づけます。猫ちゃんとも適度な距離感。 いかがでしょうか。全体的にシャープな写りでコントラストもしっかりしていますね。 使ってみた感想は、コンパクトでポケットに入るサイズなので気になった時にすぐに写せるということ、街中でもさっと取り出せて周囲に気づかれることなくスナップ撮影ができるという点が良かったです。常に持ち歩きたいカメラですね!

測光モードってなに?と思われる人も多いと思います。とても地味な設定なんですが知っているととても便利な機能です。   測光=光を測るということです。   カメラはオートで撮影すると、適正な明るさになるように絞り値やシャッタースピード、ISO感度を自動で判断してくれる機能があります。これをAE(Auto Exposure)と言い、自動露出という意味になります。最近のデジカメはとても頭が良く、この自動露出のおかげでいつでも最適な明るさできれいな写真を撮ってくれるんですね。しかし自動露出でも苦手な状況があり、思ったような明るさにならないこともあります。   そこで今回は測光モードとは何か?を理解し、最適な明るさや自分の意図する明るさで写真が撮れるように測光モードの使い分けについてお話します。この測光モードの設定は普段マニュアル撮影をする人や露出補正を使う人には不要な機能です。一般的にPモード、Aモード、Sモードで撮影している人はぜひ測光モードを使い分けてみてください。 測光モードの使い方 測光モードは一般的に3つの測光方式があります。 ◎多分割測光(評価測光、マルチパターン測光)   カメラ の画面全体を測光します。画面全体の光を分割して測光し、写真の明るさが決まるので明暗差のバランスが良く、見た目に近い明るさで撮れます。最近のカメラでは明るさだけではなく、色や距離も測ることで最適な明るさにしてくれます。いろんな撮影状況に対応できるので、普段は多分割測光の設定をおすすめします。カメラ初心者の方はこちらの設定から始めましょう。逆光時や、画面内に明るい部分と暗い部分が混在している場合は多分割測光は向いていません。   ◎中央部重点測光   画面の中央部分だけ測光します。画面の真ん中のみ最適な明るさになります。日の丸構図のように、主題となる被写体が画面真ん中にある場合に有効です。昔のフィルムカメラはこの測光方式が多くのカメラに採用されていました。   ◎スポット測光   画面の狭い範囲(1〜2%)の部分だけ測光します。逆光時や画面内の明暗差が激しい時に便利な測光モード。測光範囲がとても狭いので測光する場所がずれると露出の変化が大きくなってしまうので注意が必要です。逆光時の人物撮影の時に顔が暗くなってしまうときはスポット測光が有効です。マルチパターン測光で暗すぎたり明るすぎたり場合はスポット測光に切り替えると使いやすいです。   ◎ハイライト重点測光   これは特定の機種にだけ採用されている測光モードになります。画面内のもっとも明るい部分を自動で認識し、白とびを防ぐ測光モードです。白とびしやすい被写体や撮影状況の場合に有効な測光モードです。具体的な使用例としては、スポットライトが当たる舞台撮影では人物の顔が真っ白にとんでしまいがちです。ハイライト重点測光で撮影すると顔の白とびを防ぐことができます。ソニーのα7Ⅲやα7R Ⅳ、ニコンZ6、Z7、パナソニックS1Rなどに搭載されています。 スポット測光で逆光も怖くない! 多分割測光や中央部重点測光は使い分けてもさほど大きな露出変化はありません。どちらのモードで撮影しても似たような明るさに仕上がることが多いです。しかしスポット測光は露出の変化が大きいので写真の印象が大きく変わります。測光する場所によって明暗差がでるので、作品の雰囲気を大きく変化させることができます。ぜひ試して欲しい設定です。使えるシーンとしては光の明暗差が大きい撮影状況のときなので、舞台撮影やライブ撮影など、スポットライトが多用されるシーン、室内から窓の外の景色を撮るとき、そして逆光で人物を撮影するときです。逆光で撮影して、人物の顔が真っ暗になってしまったという経験は誰もが一度はあるかと思います。実際に逆光の状態で撮影してみたのが下の写真です。 多分割測光では画面全体を分割して測光し、明るさが決まります。 多分割測光で撮影した結果、このように被写体が暗く写ってしまいました。次はスポット測光に切り替えて被写体に合わせて測光しましょう。 スポット測光にすると被写体の一部分だけ測光して明るさが決まります。 スポット測光の結果、選択されたスポット部分だけを測光し明るさが決まるので被写体が適正な明るさになりました。 地味な機能だけど知っていると便利!AEロック またスポット測光を使う時に必須な機能がAE-L(AEロック)です!! カメラ についているAE-Lというボタンを見たことがあると思います。なんのボタンだろう?と思われている方が多いと思います。AE-L(AEロック)とはカメラのアングルを変えても露出の設定を変えずに撮影する機能を言います。自動露出(AE)で撮っている場合、測光する場所によって明るさが変わってしまうので、AEロックボタンを押して自動露出をロックするということです。つまり被写体の特定の部分を測光して露出を決め、その露出をキープしたままアングルを変えて撮影できます。 スポット測光を使うとき、フォーカスポイントと測光ポイントを連動させることができる機種は問題ありませんが、一部のカメラ(EOS R、EOS 5DMark Ⅳ、α7II など)はスポット測光の測光範囲が画面中央部分に固定でフォーカスポイントと連動してない場合があります。また測光したい部分とピントを合わせたい場所が異なる場合もAE-L(AEロック)を使いましょう。 スポット測光の位置とフォーカスポイントが連動していない場合は、コーヒー缶の部分でスポット測光で測光した露出をAEロックボタンを押して固定します。そのあと露出を固定したままフォーカスを合わせます。 そうするとコーヒー缶が最適な明るさで写り、ピントも合った写真が撮れます。   少し難しい内容でしたが、何度か実践していくと理解でき、覚えると便利な機能だと思います。地味な機能も使いようですね。ワンランク上の写真が撮れるようになりますよ!

本日は、高画質とウワサの高いヘキサーレンズF2.0を搭載したフィルムカメラ   コニカ ヘキサー様!! (Konica HEXAR)   をご紹介をしたいと思います。 ヘキサーレンズとはライカのズミクロンを思わせる描写で、フィルムメーカーらしい美しい発色と自然なボケ感、シャープさもあり、とても高画質なレンズです。そのヘキサーレンズをコンパクトカメラに搭載し、最適なスナップシューターとして登場した高級コンパクトフィルムカメラになります。   【コニカヘキサーの仕様】   型式:35ミリ レンズシャッター式 レンズ:コニカヘキサー 35ミリ F2 最小絞りF22 フィルター径46ミリ 撮影距離:0.6メートル〜∞ AE:プログラムAE、絞り優先AE、マニュアル シャッター:電磁式シャッター T・30〜1/250 測光方式:中央部重点(P、Aモード時)、スポット測光(Mモード時) フィルム給送:電動巻き上げ、自動巻き戻し 電源:リチウム電池 2CR5 撮影可能本数:約200本(24枚撮りフィルム) 大きさ、重さ:137.5×76.5×64.5ミリ 490グラム 発売年:1992年(写真はシルバーボディ1997年発売)     電源に使用するリチウム電池の2CR5ですが価格は1,000円前後と少しお高めですが、24枚撮りフィルム200本撮影可能ということなので、電池持ちは良いかと思います。 ヘキサーのロゴが入った金属製のカブセ式メタルキャップがオシャレすぎます!! 撮影するときはキャップの取り忘れに注意ですよ。私はキャップしたまま5枚も撮影しました!さらに専用ストロボ(HX-14)をつけるとこんな感じです。単三電池2本で動きます。ストロボをつけると少し重たいです。 次にフィルムの入れ方ですが、コニカヘキサーのフィルムの入れ方はとても簡単です。フィルム先端を「FILM TIP」と書かれている場所まで引き出し裏蓋を閉じるだけです。自動で巻き上げ、フィルムカウンターに1と表示されれば撮影可能です。 コニカヘキサーの中古相場 1992年発売ですので、コニカヘキサーを手に入れるには中古で購入するしか方法はありません。ヘキサーの初代ブラックは中古相場60,000円ぐらいで手に入るかと思います。後継機のシルバーモデルは一万円程度高いものが多く70,000円ぐらいです。ブラックとシルバーモデル以外にも数量限定のモデルが発売されましたが、数が少ないのでほとんど中古市場に出回らないそうです。   購入時の注意点としては必ずカメラを専門で扱うお店で購入するということと、中古品ですのでなるべく状態の良いものを選んだ方が良いです。発売から年月の経っているカメラなのでメーカー修理も難しいと思います。長く安心して使用するためにも慎重に選んでくださいね。 コニカヘキサーのレビュー 先にこのカメラの残念な点をあげると、一つ問題なのが開放F2が使いにくいという点です。シャッタースピードが最速でも1/250なので日中の撮影ではISO感度100のフィルムを使っても絞りがF5.6ぐらいまでしか使えません。つまり日中の明るい時間帯は開放F2のボケ感が使えないということです。せっかくの明るいレンズなのにもったいないですね。もう少し高速シャッターがあればベストかと思いました。この問題の解決策としては光を減光させるNDフィルターをつけるという方法があります。 開放F2で撮るなら少し暗い室内とかカフェやバーで雰囲気重視で撮ると味のある一枚になりそうですね。 プログラムで撮るとF8ぐらいまで絞り込みますので、とてもシャープな写りをしてくれます。 開放側で撮ると嫌みのない自然なボケ味をだしてくれます。 オートフォーカスの精度はかなり高いようです。開放側でもピントがあまいという感じがしません。私が個人的に思うピントのよく合うカメラは、シャッターを半押しすると「ギュっ!!」という感覚が伝わってくるカメラです。まさにコニカヘキサーは「ギュっ!!」としていました。とにかくシャープで高解像、よく写るという印象です。 プログラムで気楽に撮れるのでスナップ撮影に向いています。測光方式が部分測光という点とマニュアルにするとスポット測光になるのはおもしろいです。 ボディは大きく厚みもありますが、本体にプラスチックの素材が使われているので重量感はなく、グリップもしっかりしているので手の小さい女性でもしっかり持つことができます。 今回お借りしていたカメラということもあったのですが、ストラップをつけて胸の前で大事に抱きかかえるように持つと謎の愛おしさを感じてしまうという存在感を持つカメラでした(笑)確かな写りをする高性能なレンズのわりにボディがプラスチックというチープな質感のコントラストが魅力なのかもしれません。そして大事に抱きかかえて街をぶらぶらしましたが、ボディの大きさとレトロなビジュアルが目立つようで、すれ違うおじさまたちの視線がヘキサーに向けられているのも面白かったです。プログラムでカメラ任せにしてパシャパシャとたくさん撮りたくなるカメラですよ!

全国の飛行機ファンのみなさまこんにちは!今回はヒミツのお話です。このブログを読んでくれた人にだけ特別に教えます!!   先日のブログ【α7IIIレビュー】飛行機撮影の設定と撮影スポット情報という記事でソニーのα7IIIとFE100-400で飛行機撮影の仕方と撮影スポットのお話をしましたが、今回は   伊丹空港 飛行機撮影の超穴場!!のお話です。   その超穴場で飛行機撮影をするには   ◉超望遠レンズかテレコンバーターを持っている人   ◉カメラの機材一式と三脚を持って山登りができる人   に限ります。さっそくですがヒミツの場所はここです! plus code:R9PP+GM 宝塚市、兵庫県(グーグルマップの検索にこのplus codeを入力してください 宝塚ロックガーデン!?この場所に今までそんな名前はついていなかったように思いますが、最近誰かが命名したのでしょう。わかりやすいのでこの名称を使わせていただきます。伊丹空港から北西へ10キロぐらい離れた場所です。山から伊丹空港の飛行機を撮影する場合、空港から北側の五月山展望台から撮影している写真はインターネット上でも見かけますが、ここの宝塚ロックガーデンから撮影した飛行機写真はほとんど見たことがありません。この場所から撮影すると、こんな風に飛行機の写真が撮れます! FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSS + 2X Teleconverter (564mmで撮影) FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSS + 2X Teleconverter(764mmで撮影) FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSS + 2X Teleconverter(746mmで撮影) FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSS テレコンバーターなし(400mmで撮影) いかがでしょうか?景色が最高に良い場所なんです!飛行機の背景に大阪の町並も一緒に撮影できるんです。撮影に行った日は天気がとても悪くて残念でした。晴れていればもう少しスッキリと写るでしょう。FE100-400に2倍のテレコンバーターSEL20TCを装着していますので200−800mmで撮影しています。テレコンバーターなしでも400mmで広大な景色と飛行機を撮影することは可能です。 宝塚ロックガーデンへの行き方 最寄駅は阪急宝塚線の山本駅です。ここからスタートします。北へ向かい最明寺の滝方面へ向かいます。歩いて15分ほどで「山幸」さんという和食料理店があります。ここから先は山道に入ります。道なりに進んで行くと門が出てきます。右に行くと最明寺の滝ですがそちらとは反対の左側の道に入ります。 そのまま道なりに北の方角へ進んでください。5分ほど歩くと分岐が出てきます。右に進むとふじガ丘の民家に出てしまうので左側の道に入ります。そして山道を抜けると岩場が出てきます。 ここからは要注意です。岩登りになるので両手はあけておきましょう。機材、三脚すべてザックの中にいれた方が良いです。ロープが用意されていますのでそれを使うか、なしでも登れます。東側の斜面(写真右側の砂地の部分)は比較的登りやすいです。アスレチックな岩登りができるので好きな人は楽しいと思います。一番上までくると鉄塔がありますのでそこがゴールです。山本の駅から小一時間ぐらいで到着すると思います。斜面ばかりですが良さそうな場所に三脚を設置してください。風がある日は三脚が倒れないように注意してくださいね。 足元はこんな感じの岩場です。三脚の設置もかなり慎重にしましたが、カメラとレンズを壊さないように常に三脚から手を離せない状態でした。撮影に夢中になって大事な機材を壊さないように注意してくださいね。   ※ 注意 宝塚ロックガーデンは中山〜大峰山方面へ向かう登山道ですので登山靴は必須です。特に下りが危ないので運動靴やスニーカーはやめましょう。しっかりと山登りの装備で行ってくださいね。一人で行かず同行者も連れて行きましょう。子供さんでも登れる場所ですが、高所恐怖症の人は下りが怖いかもしれません。 ここからの景色は本当に最高です。神戸方面から大阪が一望できます。季節がよければ長居してしまいますが、夏場は日陰がないのでめちゃくちゃ暑いです。伊丹空港に入ってくる飛行機の情報はスマホアプリの「フライトレーダー24」というアプリでリアルタイムに見ることができますので、それをチェックしながら飛行機がくるのを待ちましょう。 もう時期はすぎてしまったのですが、ここの西側にある中山寺から山頂までの道は4月になるとコバノミツバツツジが満開になり、ツツジのトンネルの中を歩くことができます。これからの時期は新緑がキレイです。奥の院の参道は可愛いお地蔵さまがいたり、お花やキノコなど、写真を撮るものがいっぱいありますよ。ぜひ山の自然もお楽しみください!

一眼レフ、ミラーレスカメラを買ってみたものの、思うような写真が撮れず挫折してカメラが置き去りになっていませんか?カメラの設定をプログラムオートにしていれば、とりあえずはキレイな写真は撮れますが、人とは少し違ったオシャレな写真や魅力的な写真はどうやって撮っているのでしょうか?写真が上手く撮れるようになるには少しの勉強は必要ですが、説明書を読んだり、カメラや写真のマニュアル本を読むのはむずかしい内容だったり意味不明な用語がでてきて大変ですよね。そこで今日はカメラ初心者の人でも一味違った写真が簡単に撮れる設定3つをお伝えします。 背景ぼかしが簡単にできる絞り優先モード カメラの撮影モードには4つあります。   ・プログラムモード(Pモード) ・絞り優先モード(Aモード) ・シャッタースピード優先モード(Sモード) ・マニュアルモード(Mモード) 最初はカメラ任せで撮れるプログラムモードから始めると思いますが、次のステップとして絞り優先モード(Aモード)に設定してみましょう。この設定は絞り値(F値)というものを手動で変更できるモードで、背景のボケ具合を調整できるようになります。     ◉絞り値(F値)とは?   Fで表しF1.4、2、2.8、4、5.6、8、11、16、22という数値で表します。 数字がF1.4など小さいほどピントの合う範囲が狭くなり、背景がキレイにボケた写真が撮れます。開放で撮る、絞りを開けるという言い方をします。レンズによって一番小さい絞り値は色々です。F2.8だったりF3.5だったりします。手持ちのレンズの一番小さい絞り値にダイヤルを回して設定してみてください。 F2.8で撮影 逆に絞り値の数字をF8〜11など大きい方に設定すると、背景ぼかしとは反対に画面の手前から奥までピントが合う範囲が広くなりシャープな写真になります。絞り込むという言い方をします。 F11で撮影 露出補正で明るさを調整すれば表現力アップ! 「露出補正」と聞くとむずかしそうに感じますが、簡単にいうと写真を明るくしたり、暗くしたりすることです。写真を最適な濃度とトーンで再現したものを「適正露出」と言います。適正露出を0としてプラス側に補正をすると適正露出より写真が明るくなります。反対にマイナス側に補正をすると適正露出より写真が暗く仕上がります。撮影者の意図に合わせて写真の明暗を調整することができれば写真の表現力は一気に上がります。 全体的に明るいと葉っぱが後ろの背景と同化してしまいます。マイナス補正をすることで全体が暗くなり明暗差がつきます。光の当たる葉っぱが強調されて雰囲気のある印象的な仕上がりになります。 また露出補正をするにはもう一つ意味があります。カメラは最適な明るさ(適正露出)で写真を撮ることができますが、それが必ず正確であるとは限りません。カメラには苦手な被写体があります。画面全体が真っ白のものはカメラが明るすぎると判断して、暗い写真に仕上げてしまいます。わかりやすい例が逆光で人物を撮ると顔が暗く写ってしまいますね。つまりカメラが逆光のため明るすぎると間違えて判断してしまい、肝心な被写体の顔は真っ暗というわけです。ここで必要なのが露出補正です。プラス側に補正をかけてあげることで被写体の顔を明るく写すことができます。逆に画面全体が黒いものはカメラが暗すぎると判断して、明るい写真に仕上げてしまいます。この場合はマイナス側に補正をしてもらうことで黒が明るくなりすぎず、しっかりと落ち着きのあるトーンに仕上がります。 画面内に黒いものが多い場合はカメラが暗いと判断して実際よりも明るく撮れてしまいます。カメラ の黒いボディがグレーっぽい色味になっています。マイナス補正をすることで本来のカメラのボディの黒さが表現できます。 写真構図の基本!誰でもできる三分割構図 良い写真の大事な要素として「構図」があります。撮りたい被写体を画面のど真ん中にもってきてしまいがちですが、三分割構図というバランスのとれた構図で撮影することで、なんだかプロっぽい写真になってしまうという魔法の構図があります。三分割構図の方法はとても簡単です。画面を縦横に三分割して、それぞれの交点が4つできるので、その4つの交点のどこかにメインとなる被写体を配置するだけです。 液晶画面やファインダー内に三分割構図のグリッド線を表示できるカメラもありますので、常に表示させておいて三分割構図を意識して撮ってみてください。いつもと違うワンランク上の写真に仕上がります。 カメラ初心者でもできる簡単な3つの設定をご紹介しました。ステキな写真が撮れるようになれば、ますます写真やカメラが楽しくなってきます。そうなれば自分がイメージした写真を撮るにはどうすればいいのか少しづつ理解できるようになってきます。知らない間にカメラの知識がついていた!ということになりますよ。楽しく、たくさんの写真を撮ってください!

今回は奈良県宇陀市の撮影地情報です。「龍王ヶ淵」という水鏡で有名な池の撮影に行ってきました。水や水面に写り込む景色を撮影することを水鏡撮影やリフレクション撮影と言います。南米ボリビアのウユニ塩湖の写真が有名ですね。   【龍王ヶ淵へのアクセス】   名阪国道の針インター交差点からR369号を南へ3.2km、外の橋交差点を左折して3.1kmの点滅信号で右折(ここから1車線)、1.3kmで案内板を右折すると250mで右側に駐車場があります。   ※ 水辺なので4月以降はマムシにご注意ください。長靴で行った方が安心です。   これから新緑シーズンになるので撮影には良い時期です。新緑が池に写り込み、美しい水鏡が撮影できます。冬には雪景色も美しいようです。天の川や朝日の撮影でも有名なスポットですね。夏から秋にかけては水草が増えてしまい、水鏡が見えにくいようなので今の時期が最適です。水鏡を撮影するには無風状態であることが絶対条件です。天気予報で風予測をみてから行ってください。比較的早朝は風が穏やかということです。 リフレクション写真の撮り方 池や湖など波のない水面で撮影できますが、リフレクション撮影は身近な場所でも撮影することができます。たとえば雨上がりの水たまりをよく見てみてください。いろんな角度から見ると空の雲や周りの建物、自分の脚もとなどがうっすら写り込んでいると思います。水だけではなくピカピカに磨かれた木の床やテーブル、フローリング、大理石なども周りの景色が写り込みます。   龍王ヶ淵は池の周りを周回できるように道があります。水鏡の最適な撮影場所は、駐車場からすぐのところにある東屋が良い撮影ポイントです。 神秘的すぎます!!深い緑が印象的ですね。池の名前からしても龍が出てきそうな雰囲気です。風も穏やかで静かです。一本の木だけ前のめりになっているのが良いアクセントですね。   【カメラ設定のポイント】   ◉絞り優先Aモードで撮る 風景撮影なんで絞り優先にしてF8〜F11ぐらいが良いでしょう。ピント位置は左側の前のめりになっている木に合わせています。   ◉露出補正を使う 露出補正で少し暗いめ(マイナス補正)に調整してみました。そうすることで池に緑の木々が写り込んできます。   ◉構図は二分割構図 リフレクション撮影では一般的な構図です。実像と反射面をきれいに二分割します。撮影意図や表現によって他の構図もありです。バリエーションを増やしましょう   ◉三脚を使用する カメラの水平をきっちりとるようにしてください。できれば三脚を使用して撮影するのがベストですが、手持ち撮影の場合はファインダー上にガイド線を表示させるか、水平器を表示させて構図を決めましょう。 足元に草がたくさん生えていますので構図に入れてみました。池の向こう側には小さく人が写っています。平日に行ったのですがカメラマンが撮影に来ていました。やはり人気の撮影地のようですね。 リフレクション撮影の最大の問題は風です。風が強く吹いてしまうと水面に揺らぎがでてしまうので写り込みはしません。このように水面が白く波立ってしまい、池の波を撮っただけの写真になってしまいます。ただひたすら風が止むのを待つのみです。 駐車場近くにあった宇陀消防署の山林防火と書かれた看板が芸術作品かと思うほどのクオリティです。龍は水の神様でしたね。龍王ヶ淵の西側にある堀越神社は古くから雨乞い神事が行われてきたとか。 池の水も美しいです。空の青色がきれいに写り込みます。 露出補正で少しマイナス側へ。空の青と白い雲が写り込むように補正します。こちらは龍王ヶ淵の西側になります。朝日や天の川の撮影スポットです。天の川は5月なら午後11時から午前4時ごろまでだそうです。天の川も風がなければ池の水面に星がきれいに写り込むそうです。 近くには室生寺や磨崖仏もあり 龍王ヶ淵の近くには他にも撮影スポットがあります。「女人高野」として有名な室生寺というお寺があります。このお寺は土門拳さんがいくらでも撮れると写欲を爆発させた山寺です。有名な五重塔があり、春の桜、5月にはピンクのシャクナゲ、雪景色など五重塔を入れて風情のある写真が撮影できますよ。そしてここの美しい仏像たちもぜひ見てください。仏像は撮影できませんので心の目に焼き付けましょう。お寺の入り口近くで売っているよもぎの回転焼きがめちゃくちゃ美味しいのでそちらもおすすめです! さらに近鉄室生口大野駅から徒歩で5分の場所にある大野寺弥勒磨崖仏というものが宇陀川沿いにあります。これがびっくりするほど大きいんです。 わかりますか?岩壁に弥勒磨崖仏が彫り込まれています。1208年鎌倉時代のものだそうです。像高は約12メートルで9日間で完成したとか?東大寺の仁王像といい、鎌倉時代の仏師たちは仕事が早いです。室生寺から近いのでこちらもぜひ見に行ってみてください。

「このカメラは2,000万画素だから、こっちの2,400万画素のカメラの方が画質はきれいですね?」というはなしを良く聞きます。   じつは画素数=画質ではありません。   この一言、これからカメラを買おうとしている人にドヤ顔で言ってみてください。できる人と思われるでしょう。しかし、なぜ?どうして?と解説を求められて答えられなければ評価は急降下します。本気で勉強するか、右から左へ話を受け流す処世術を学びましょう。確かに画素数の数値だけを見ると、少しでも高画素の方が画質は高精細です。しかし写真の画質を決める要素は主なものとして   ・カメラの画素数 ・撮像素子(イメージセンサー)の大きさ、性能 ・ローパスフィルターの特性 ・画像処理エンジンの性能 ・レンズの性能   いろんな機能が複合して写真の画質というものは決まります。 実は300万画素あれば十分かも…   かつてカメラメーカーは、新機種が発売されるたびにカメラの画素数を上げていくという画素数競争が起きていました。一旦落ち着きを見せたものの、2019年の9月に発売されたソニーのα7RⅣが6,100万画素という高画素カメラを発売したもんだから、他のメーカーも高画素カメラを開発、発表し画素数競争が再燃している状態です。   最近のデジカメは2400万画素ぐらいが主流で、高画素カメラと呼ばれている機種の中にはとんでもない画素数のカメラもあります。富士フィルムのGFX100というカメラは1億200万画素あります。写真データ1ファイルのファイルサイズはRAWデータの場合、200MBになるというから大変です。パソコンにデータを取り込んだらハードディスクが爆発するんじゃないかと思うレベルです。   さて、この画素数。自分が必要としている画素数はどれぐらいだと思いますか?撮影した写真の用途に合わせて推奨画素数というものがあります。     【SNSやホームページに掲載したり、メールで送りたい場合】   スマホやパソコン画面だけで写真を見るだけなら50万画素から200万画素程度あれば十分な画質になります。高画素で撮ってもファイルサイズが大きいため、WEB上にアップロードする時にリサイズされて画素数はさがります。     【写真をプリントする場合】   Lサイズ(89mm×127mm) → 200万画素程度 2Lサイズ(127mm×178mm) → 300万画素程度 A4サイズ(210mm×297mm) → 900万画素程度 A3サイズ(297mm×420mm) → 1,400万画素程度   つまり、普段は撮影した写真をSNSに投稿したり、スマホ経由で写真を友達に送ったりする程度、プリントするとしても2Lサイズぐらいまでなら300万画素で事足りるというわけです。もしかしたら大きくプリントもするかも、という感じで一般的な用途であれば1,400万画素あれば十分な画質を得ることができます。   ただし、コンテストに応募する場合や自身の写真作品として残したい場合は、最終的に大伸ばしプリントやトリミングをすることも考慮して、手持ちのカメラで撮れる最高の画素数で撮影してください。 カメラの撮影サイズを変更してみましょう 写真をどう残したいかによって必要な画素数が理解できれば、カメラの撮影サイズを変更してみましょう。用途に合わせた最適な画素数で撮影することで写真一枚あたりのデータ容量を減らすことができます。 カメラの設定で記録画素数や画像サイズというものが設定できます。だいたいどの機種、各メーカーでもL、M、Sという表記です。   (縦横比が3:2の場合)   L:24M ( 6048×4024画素) M:13M (4528×3016画素) S:6M  (3024×2016画素) SDカードがいっぱいになってしまったら新しいSDカードを買ったり、パソコンに保存したりと無駄に大きいファイルサイズは本体容量を圧迫してしまいます。最適な画素数で撮ることで無駄に大きいファイルサイズにならないので、SDカード1枚あたりの撮影枚数も増えるし、パソコンへデータを転送するスピードも速くなります。そしてハードディスクの容量も圧迫しません。 高画素カメラだけじゃない。低画素カメラもあります。 【低画素モデル】 ・ソニー α7sIII(1,210万画素) ・パナソニック GH5s(1,028万画素)   画素数が少ない低画素モデルのカメラです。古いカメラという訳ではなく、メーカーの現行品です。高画素ブームのなか、どうしてわざわざ低画素のカメラを発売するのか?というと、低画素カメラの特徴は高感度撮影でもノイズが極端に少ないので、暗い場所でも滑らかで黒が締まった写真や映像を撮ることができます。逆に高画素のカメラで高感度で撮影をするとノイズが多く、ザラついた画質になってしまいます。高画素を必要としない動画ユーザーに人気のモデルです。暗ければ暗いほど撮りたくなり、ノイズが少なく滑らかな画質にニヤニヤできます。   【高画素モデル】 ・ソニー α7RⅣ(6,100万画素) ・ニコン Z7(4,575万画素) ・キヤノン R5(4,500万画素)   高画素のカメラは、細かい部分まで高精細に写し出してくれます。商品の撮影や風景の撮影、文化財のデジタルアーカイブとして残すことの用途に向いています。また、飛行機や野鳥撮影では大きくトリミングしても画質劣化が少ないのでトリミング耐性があることも重要です。しかし細かな部分まで高精細に写すにはカメラの性能だけでなく、センサーに光を届ける役割をするレンズの性能の良し悪しが大きく影響してきます。高画素カメラの性能を活かす条件として、高性能なレンズを選択する事が重要です。細かい被写体ほど使いたくなる高画素カメラ、撮影した画像を大きくズームしてニヤニヤできます。 ソニー α7RⅣ(6,100万画素)で撮影 極端なトリミングをしても画質は保たれています。 必要な画素数が理解できましたか?私の友人はSNSで写真をアップするぐらいでしか使わないということで、2008年モデルの一眼レフ、ニコンD90(1,230万画素)を15,000円ぐらいで購入していました。古いカメラでも良い描写だし、データ容量が軽いので古いパソコンでもサクサク動くと大絶賛して使っています。(※ただし高感度撮影に関しては古い機種だとノイズだらけです。光が十分で明るい日中の撮影なら問題なくきれいな画質ですよ。)高画素ブームですが低画素でもOK!用途に合わせた画素数の設定をして撮影を楽しんでください。

カメラ関連のニュースにびっくりです。73年続いた「日本カメラ」の休刊と会社の解散。そしてニコンは70年続いたカメラの国内生産を終了。日本のカメラ市場が寂しいことになってきましたね。それでもキヤノンの「EOS R3」の開発発表や個人的にはフジフィルムの新しいレンズ「XF18mmF1.4 R LM WR」の発表に期待したいと思います。   さて、今回はソニーのα7シリーズの三代目スタンダード機、α7IIIを使って飛行機撮影に挑戦してきました。   飛行機を撮影するなら大阪国際空港(伊丹空港)がおすすめです。街中にある空港なので、アクセスしやすいという点と、飛行場周辺に撮影スポットがたくさんあるので、いろんな風景と一緒に飛行機の撮影ができます。また、飛行機が頭上ギリギリを飛ぶスリル満点の場所もあったり、写真を撮る目的でなくても十分楽しめるところもあります。今回は飛行機を撮影するときのカメラの最適な設定方法と、伊丹空港の撮影スポットの紹介です。 エアフロントオアシス下河原 400ミリで撮影 【使用機材】 ボディ ソニー α7III  レンズ FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSS、 E 18-135mm F3.5-5.6 OSS   【撮影場所】大阪国際空港(伊丹空港)付近 残念ながら雨が降りそうな曇り空 初心者でも撮れる!飛行機撮影の設定は? 飛行機撮影ってむずかしそう、動いているからピント合わせも大変では?と思いますが、実はカメラの設定さえきちんとすれば、初心者でも飛行機撮影は可能です。飛行機撮影はシャッタースピードとオートフォーカスの設定が重要になります。 猪名川土手 400ミリで撮影 【撮影モードをS(シャッタースピード優先)にする】   動いている飛行機を望遠レンズで撮ると被写体ブレ、手ブレしやすいのでシャッタースピードは1/1000前後ぐらいに設定します。プロペラ機やヘリコプターを撮るときはシャッタースピードが速いとプロペラが止まってしまうので、1/250ぐらいに設定してみてください。プロペラが流れて回転しているように写るので、動きのある写真になります。   【ISO感度はオートに設定する】   晴れ、曇り、逆光と光の条件が変動するのでISO感度はカメラ任せのISOオートに設定しましょう。   【シャッターは高速連写に設定する】   一枚づつ撮っていたのでは動いている飛行機を撮り逃してしまいます。高速連写に設定して飛行機を慎重にフレーミングしながらシャッターを切りましょう。   【フォーカスモードはAF-C(コンティニュアス)に設定する】   シャッターを切るまで被写体にピントを合わせ続けてくれます。動きものを撮影するときに有効なフォーカスモードです。   【フォーカスエリアはゾーンに設定する】   ピントを合わせたいエリアを設定しておくことで、そのエリア内で自動でピント合わせをしてくれます。ニコンはダイナミックAFという名称です。   この設定で飛行機が撮れます!!!今回はソニー のα7IIIで撮影していますが、基本的な設定は一般的な一眼レフ、ミラーレスカメラで同じように設定できると思います。 伊丹空港付近の飛行機撮影スポット ・伊丹スカイパーク ・スカイランドHARADA ・展望デッキ(南ターミナル、北ターミナル) ・千里川土手 ・猪名川土手 ・エアフロントオアシス下河原   飛行機の機体を大きく写真に写すには通常、望遠レンズ(焦点距離が135mm以上〜)が必要になります。しかし伊丹空港付近は飛行機の着陸直前の場所で撮影できる場所もあります。飛行機撮影の聖地と呼ばれている千里川土手は広角レンズで迫力のある飛行機撮影が可能です。望遠レンズがなくてもカメラのキットレンズの標準ズームレンズがあれば飛行機撮影が可能です。 千里川土手から18ミリで撮影したものです。滑走路着陸直前の飛行機が頭の上を通過します。 近づいてくると18ミリでもフレームに入りきらない大きさです。 エアフロントオアシス下河原 400ミリで撮影 エアフロントオアシス下河原 400ミリで撮影 α7Ⅱから爆速AFに進化したα7Ⅲ 以前、α7Ⅱでも飛行機撮影をしたことがありますが、明らかに違うと感じたことがオートフォーカスの速さです。とにかく速い!爆速オートフォーカスです!カタログのスペック上でも一目瞭然です。   ・α7Ⅱの像面位相差AFは117点 ・α7IIIは像面位相差AFは693点   この数値の違いはかなり大きいです。α7IIIの画面上は693点とAFセンサーだらけで爆速オートフォーカスの理由はこれです。逆にピントを外す方が難しいかもしれないというレベルです。飛行機にしっかりとピントが合い、追従性能の高さと正確さは安心してカメラ任せにできるので、撮影者は構図を決めてシャッター押すだけです。このオートフォーカスの性能の高さはさすがソニー という感じです。また連写性能もα7Ⅱの5コマ/秒からα7IIIは10コマ/秒と倍に進化しています。バッテリーもちも改善されましたね。飛行機撮影といった動きものの撮影にはやはりソニー のミラーレスは最適だと感じました。 エアフロントオアシス下河原 400ミリで撮影

レンジファインダーカメラへの憧れはずっとあるんですが、魅力的な機種が多いのでいまだに一台も購入できず迷走中です。今回紹介するカメラもその魅力あるレンジファインダー機の一つです。レンジファインダー探しの旅はまだまだ続きます。   さて、今回のステキなレンジファインダーカメラはこちら!! Zeiss Ikon ZM!!   ツァイス・イコン様です。   いつもツァイスの「ツァ」という部分の発音をするとき緊張するのは私だけでしょうか。力みすぎて「つぁッイス!!」と語気を強めてしまいます。これ日本人には無理な発音ではないですか?一度本場ドイツで正確な「ツァ」の発音を習いに行かなくては。   こちらコシナ製の上級レンジファインダーカメラです。マウントはZMマウントです。ライカMマウントと互換性のあるバヨネット式。そしてこのビジュアルはずるいです。なんて美しいんでしょう。しかもこのカメラ、ビジュアルだけではなく性能も素晴らしいんです。Zeiss Ikon ZMのスペックとここがすごいよ!っていう魅力をご紹介します。     【Zeiss Ikon ZM 仕様】   型式:TTL絞り優先オート式距離計連動35mmフォーカルプレーンシャッターカメラ(レンズ交換式)   レンズマウント:ZMマウント   ファインダー型式:実像距離計式逆ガリレオ式透視ファインダー   ファインダー倍率:0.74倍 視野枠 28mm,35mm,50mm,85mm対応   露出制御方式:絞り優先オート(1/2000~8秒) マニュアル: 定点合致式(1/2000~1秒、バルブ)   電源:SR44銀電池2個、又はLR44アルカリ電池2個を本体底部に収納   大きさ:138(W) × 77.5(H) × 32(D) mm   重量:460g(ボディのみ、電池無し)   発売年:2005年10月   発売時価格:シルバー、ブラック ボディ 153,000円(税抜き) レンジファインダーの限界を極めたカメラ コシナのホームページをみるとこのように書かれています。機械精度、光学性能ともにレンジファインダーの限界を極めたカメラだと。「限界」という言葉から想像すると、きっと当時のカメラ開発担当者は大変だったことでしょう。外装はマグネシウム合金で見た目よりも意外にズッシリ感はありません。手に取るとちょうど良い重さです。そしてファインダーを覗くとびっくりするぐらい見やすくて明るいです。 ミノルタCLEのように、フィルムの巻き戻しクランクがボディ底面にあるためスッキリとしたデザインですね。また電源がLR44で買いやすいボタン電池というところも良い点ですね。 開放でも精密なフォーカス ピント合わせ最強説 このカメラの最大の特徴とも言えるのがレンジファインダー機としては「最長の基線長」にあるということです。レンジファインダー機のピントの性能はこの基線長の長さで決まります。実際には「有効基線長」の数値の方が重要ということですがここでは省きます。調べてみましたが有効基線長の数値からもZeiss Ikon ZMは高性能であることは間違いなさそうです。 近接撮影の時などはファインダー像と二重像の見え方の差がとても大きいので精密なピント合わせができるということです。また絞り開放でも安心してピント合わせができます。そしてファインダーはアイピース部分が大きいので視野が広く、とても明るくて見やすいです。写真はピントが命ですね。 絞り優先AEが使える シャッタースピードダイヤルをAに合わせれば絞り優先モードで撮影ができます。個人的にはこの機能は最大の魅力です。絞り値だけ決めて置けばパシャパシャ撮れるので、速写性が良いですね。マニュアルに切り替えることも可能です。露出補正の機能も付いていて、1/3ステップで±2の補正が可能です。 カールツァイス設計のレンズ7本 Zeiss Ikon ZMと同時に発表された、カールツァイス設計のZMマウント交換レンズがめちゃくちゃ魅力的です! 15mmと85mm以外は日本製ということです。   ・ディスタゴンT* 2.8/15 ZM ・ビオゴンT* 2.8/21 ZM ・ビオゴンT* 2.8/25 ZM ・ビオゴンT* 2.8/28 ZM ・ビオゴンT* 2/35 ZM ・プラナーT* 2/50 ZM ・ゾナーT* 2/85 ZM   全てT*ティースターコーティングです。逆光耐性と高コントラスト。全てのレンズを試してみたいです。他にも各種Mマウントレンズを装着することができます。   さて今回ご紹介しましたZeiss Ikon ZMですが、2013年にはシルバー、ブラックともにコシナで製造中止の機種となっています。手に入れるには中古品を探し回るしかありません。そして人気のある機種のため中古相場はかなりお高めです。20万円前後ぐらいで出回っているようです。発売当時の価格よりも高くなっているのがびっくりですね。   また、すでにZeiss Ikon ZMをお持ちでもう手放しても良いとお考えの方は、ぜひ中古カメラ、レンズ買取専門店カメライオンへ無料査定に出してみてください。人気機種ですので高価買取できますよ!!

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